第26回子ども虐待防止シンポジウム
児童の権利に関する条約批准30周年に考える
「子どものアドボカシー」とは?
社会福祉法人テレビ朝日福祉文化事業団助成事業
【主催】
認定NPO法人チャイルドファーストジャパン
学術集会およびパネル・ディスカッション
2024年12月21日(土)
学術集会〔逐次通訳付き〕
2024年12月22日(日)
パネル・ディスカッション〔同時通訳付き〕
参加のお申し込み受付を開始しました。
ZOOMによるオンライン参加あり
会場:ラジオ日本クリエイト会議室(横浜市中区長者町5-85 三共横浜ビル 3階)
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<海外講師>
Bragi Guðbrandsson 氏
国際連合 子どもの権利委員会 副委員長
今回、海外招聘講師としてお招きするブラギ・グズブランドソン氏は、現在、国連で子どもの権利委員会 副委員長をお務めです。グズブランドソン氏は、1998年にアイスランドの「バーナフス」(Barna=子ども、Hus=家)を設立した創設者であり、子ども虐待に対応するための子どもにやさしい多機関連携チーム・アプローチの推進者です。さらには、ヨーロッパ諸国でバーナフス・モデルを実施する「プロミス・プロジェクト」の創設メンバーでもあります。この「プロミス・プロジェクト」では「バーナフス」を「子どもにやさしい施設」と定義しています。「子どもにやさしい施設」とは「児童相談所・警察・検察・医療・精神保健(セラピー)の専門家が連携して、子どもの状況を協働して評価し、その後の対応を決定するために「ひとつの屋根の下に多機関連携チーム(Multidisciplinary Team: MDT)が集う子どものための施設」であり、ヨーロッパ型の子どもの権利擁護センター(Children’s Advocacy Center: CAC)です。 北米のCACはNPO型が7割を占め、行政設置は3割程度ですが、ヨーロッパのBarnahusは7割が行政設置と言われています。さて、日本のCACはどういうモデルがよいでしょう? |
<基調講演講師>
大谷 美紀子 氏
国際連合 子どもの権利委員会 委員(前委員長)
もう一人の基調講演講師 大谷 美紀子氏は、1987年に上智大学法学部卒業後、同年の司法試験に合格。1990年に弁護士登録。1999年、コロンビア大学大学院 修士課程修了後、帰国して大谷法律事務所を設立。2003年、東京大学 法学政治学研究科 修士課程修了。2020年、青山学院大学より博士号(法学)を取得。2017年、大谷&パートナーズ法律事務所を設立。2016年には国際連合 子どもの権利委員会 委員に当選し、2021年から2023年5月まで委員長に就任。今回のテーマは「『子どものアドボカシー』とは?」ですが、その中でも特に、「CAC」と「子どもの意見表明権」を取り上げます。大谷 美紀子氏は「子どもの意見表明権」について次のように述べておられます。「意見表明権は単に『考えを言っていいよ』というのでなく、いくつか大切なプロセスがある。まず意見を聞く意味や『何』を聞くのか、子どもが判断するために必要な情報を、本人にわかる言葉で説明すること。そうしないと、本人も発言のしようがない。その意見を大人は最大限に取り入れないといけないが、全てが望み通りになるわけではないことも事前に伝える。意見が結果的にどう取り入れられたのか、反映されなければなぜなのかも、きちんと本人にフィードバックすべきだ。」 |
<日本人講師>
安孫子 健輔氏:全国子どもアドボカシー協議会 事務局長
毎原 敏郎氏:兵庫県立尼崎総合医療センター 小児科
守谷 充司氏:仙台市立病院 小児科 兼 救命救急センター
本山 景一氏:茨城県立こども病院 救急集中治療科
<司会・座長>
山田 不二子
認定NPO法人チャイルドファーストジャパン 理事長
【参加費】
一般 15,400円(税込)
会員 13,200円(税込)
学生 5,500円(税込)
※ 大学院生・研究生・有職学生は一般扱いとなりますので、
学生料金ではご参加いただけません。